今や旅行先の宿泊施設は、ホテルや旅館だけではありません。ここに「民泊」と「ゲストハウス」も加わります。人によっては、民泊とゲストハウスは同じ宿泊施設と思っているかもしれません。しかし、実際は全く違う宿泊施設となります。
そこで今回は、「民泊」と「ゲストハウス」の違いについて解説していきます!
民泊とゲストハウスの違いを知っておこう!
Contents
民泊について
民泊は、住宅の全てもしくは一部を利用して宿泊施設として位置付けている宿泊サービスです。賃貸マンションの一室や、閑静な住宅街の一戸建てなどで民泊していることも多く、現地の生活を楽しめるというのも民泊の魅力となります。
また、長期滞在したい方やコストを抑えて旅行を楽しみたい方にもおすすめです。大人数で泊まれる一戸建て貸し切り民泊もあるので、第二、第三世帯のファミリー層に十分に宿泊できます。
様々な用途に応じて宿泊施設に泊まれるのも民泊の特徴といえるでしょう。
民泊のメリット
メリットとしては以下のようなことが挙げられます。
現地での生活を楽しめる
民泊は現地の人が住んでいるマンションや住宅街の中の一軒家とかになるため、現地での生活を体験できます。
現地の人しか知らないようなカフェ、スーパー、パン屋さん…など観光地とは違った楽しみがあるのです。商店街が近いところも多く、食べ歩きができるというのも魅力の一つでもあるでしょう。
タイプの違う部屋で泊まれる
ホテルや旅館といえば、部屋のタイプが決まっていて雰囲気もだいたい同じでしょう。しかし、民泊の場合ホストがインテリアコーディネートやコンセプトなどを考えているため、ホテルや旅館とは違った部屋で宿泊を楽しむことができます。最近では、シンプルでお洒落な部屋から個性的な部屋までさまざまあるので、部屋を見てから決められるのも民泊の楽しさになります。
大人数で泊まれる
民泊は基本的に大人数泊まれるように部屋の広さを確保しています。一戸建て貸し切りタイプであれば、最大15名泊まれるところもあります。
旅行に行く人数に合わせて部屋を決めるのもいいですし、少人数だけど広い部屋で泊まりたいのなら大人数泊まれる施設を探してもいいかもしれません。ホテルや旅館などと違って料金は人数ではなく、一室の料金になっています。(人数が増えたら料金が高くなる民泊もあります)
費用面も安くなるので、大人数で旅行に行く際は民泊がおすすめです!
民泊のデメリット
民泊のデメリットは、アメニティがホテルや旅館に比べて少ない可能性があります。しかし、最近はアメニティをホテルや旅館と同じぐらい揃えているところも増えてきているので、事前に予約サイトで確認しておくといいでしょう。
ゲストハウスについて
ゲストハウスは、低価格でお洒落な宿泊施設というイメージがあるかと思います。どうして低価格なのかといえば、同じ部屋に全く知らない人と泊まるからです。また、シャワールームやトイレなども共同になるため、他人と常に距離か近くて接点を増やすことができます。
ゲストハウスのメリット
メリットとしては以下のようなことが挙げられます。
その場で出会った人と交流ができる
ゲストハウスは、共用スペースがとても多いため初めて出会った方たちと交流ができます。カフェやバーなどが
併設していることも多く、そこで交流を深めて仲良くなるという方たちも多いようです。
お洒落な施設が多い
最近のゲストハウスは、お洒落な建物が多くて部屋もお洒落です。そのため、ホテルや旅館、民泊とは違った空間を楽しむことができます。
ゲストハウスのデメリット
ゲストハウスのデメリットは、民泊に比べると多いかもしれません。以下のようなことが挙げられます。
他人と同じ部屋で眠れない
ゲストハウスはドミトリーという、二段ベッドや布団などがある空間で泊まることがあります。基本的にドミトリーは他人と相部屋になることが多く、全く知らない人と同じ空間で寝る、静かに一人で寝たいという人には合わない施設となっています。
ドミトリーは低価格で宿泊できるので、宿泊費用を抑えたい人にはおすすめですが、寝つきが悪くなりそうなら個室を予約することをおすすめします。
貴重品の管理
ゲストハウスは、他人と一緒の部屋で過ごすことが多い宿泊施設になります。そのため、誰もが自由に動けるスペースも多いため貴重品の管理はしっかりしないといけません。持ち歩くことはもちろんのこと、不安であれば鍵付きのロッカーのあるゲストハウスに宿泊したほうがいいかもしれません。
民泊とゲストハウスの違いを理解しよう
民泊とゲストハウスは、似たような施設に見えて全く異なります。
民泊は費用を抑えつつ大人数での旅行に向いていて、尚且つプライベート空間をしっかり保ちつつ現地の生活を楽しめるというのが魅力です。
ゲストハウスは費用を抑えつつ、人との交流を深める、お洒落な空間に泊まりたいなどというのが魅力でしょう。
どちらの施設もメリットとデメリットがありますので、施設の違いを把握してどちらがいいのかじっくり考えて、良い宿泊先を見つけてくださいね。